バイオレンスシティトーキョー
新幹線で来たのだが、始めてグリーン車に乗った。
グリーンならコンセントくらいあるとおもっていたのだが、どうやらN700系しかないらしい。
まぁそれはいいが、グリーンは広くていい。
バスなどでは私の長すぎる足が非常に窮屈なのだが、思いっきり足を伸ばせるし、肘掛けも広く隣を気にすることなくくつろげた。
と、そこまではよかったのだが、品川あたりで外人に話しかけられた。どうやら銀座のホテルに行きたいようなので、中学英語でついてこい!とばかりに丸の内線まで案内した。
これで一段落、と思いそのまま地下鉄に乗ったのだが、何か足りないことに気づいた。
スーツがないのだ。
結婚式に出るために東京にきたのだが、外人に気を取られ、スーツを新幹線にわすれてしまったのだ!
焦ったが、ひとまずJR東海の忘れ物センターに電話してみると、その便の忘れ物はまだ登録されていないとのこと。忘れ物が多いので、コンピューター管理しているらしい。
どうすれば、と尋ねると駅の忘れ物集積所があるのでそこに直接行ってみては、とのこと。
早速東京駅まで戻り、行ってみるとまず用紙を書くところがあったので、それに記入していく。
すると、どの線での忘れ物か、という欄で東海道新幹線がないではないか!
よく見ると、そこはJR東日本のコーナーであった。
東海の忘れ物センターを探して行ってみると、ここにはまだないという。
おそらくホームの事務室にあるであろうとのことで、臨時の入駅許可証のようなものをもらい、駅のホームへ。
ホームは人でごった返しており、事務室にも人がいないようだ。
しばらく待つと、駅員さんがきたので聞いてみると、少し探してくれて、スーツが見つかった。良かった。
東海の忘れ物センターにお礼だけ伝えて、上野へと向かった。
外人に集中しすぎてしまったのが敗因ではあるが、スーツハンガーだけを荷棚に載せてしまったのも原因だと感じた。荷物はできるだけ一つにまとめる、または紐でも付けておくべきだなと、勉強になった東京急行であった。