私はダニになりたい

ある朝、起きたら全身がかゆくて仕方なかった。
見ると、体中にぽつぽつと赤い発疹のようなものができていた。
蚊にでも刺されたかと思い、そのまま仕事にいった。

↑一番ひどいときの様子

仕事中、手にできた発赤を見つけられたため、「ここが一番ひどいんです」と、背中を見せた。
すると、「なんだこれは」「帯状疱疹ではないか」「痛いのか痒いのか」と質問攻めにあい、たちまち人気者に。
結局、ダニに咬まれたのではないか、ということに落ち着いた。
話は落ち着いたが痒みは落ち着かない。職場にあったアルコールを噴霧し、気を紛らわしながら仕事をした。

ダニについて調べながら仕事をし（ｵｲ）、ダニ除去には掃除、乾燥がよいと知った。
帰って即、ソファを捨てた。干して使おうかとも思ったが、ダニのことを考えると画像が思い浮かび、さぶいぼがでてそれどころではなかったのだ。
布団類をすべて洗い、干し、掃除機をかけ、バルサンをかけた。
そのかいあってか、新規のダニ咬まれ跡は出現しなかった。

翌日、皮膚科へ行った。皮膚科なんぞ何年も行っていないので、一番近くの開業医へいった。ちなみに「水戸医院」という。
水戸医院はいつも行くスーパーへの途上にあり、外見は一戸建て住宅であった。気づいてはいたが、入ったことはなかった。
中はまるで昭和そのものであった。先生は適当な診断をし、飲み薬と塗り薬を処方した。
ちなみに塗りはステロイド、飲みはステロイドとなぜか消化薬だった。
処方箋をもらって薬局へ行くのだと思っていたが、薬が即出てきてびっくりした。今でも開業医ってこうなのかな？

塗ったり飲んだりしたら、多少はましになってきた。ただ自然治癒なのか薬のおかげかはよくわからない。薬塗っても一日程度では痒みは引かなかったから。

咬まれて5日目、薬使って2日目の今、かゆみはだいぶ引いている。
ダニはほんといやだなって思っているので、ちゃんと掃除しようと思う。